CPU故障でのPC入れ替えによるデータ移行時のハマった事メモです。
CentOS 6.2(64bit) インストール後、5.7(32bit) のバックアップを元に復旧です。
現象:
コンテンツは正しく表示されているがダッシュボード画面の表示がおかしく、一部しか表示されない。管理画面から最新を再インストールしても変化無しでした。
結果:
Apacheのログを見るとプラグイン「WP Multibyte Patch」でエラーが発生しているようです。ログ詳細は以下のとおり。
Call to undefined function mb_strlen() in /***/***/***/wp-content/plugins/wp-multibyte-patch/wp-multibyte-patch.php on line 280
ググると「php-mbstring」パッケージが不足していると言う事が分かり、「php-mbstring-5.3.3-3.el6_1.3.x86_64」をインストールして完了。
現象:
メールクライアントからの認証で弾かれてしまう。Sylpeedのプロトコルログを見るとPLAINTEXT認証でNGのようです。
結果:
認証方法はテキスト認証ですが、ググるとテキスト認証が出来ない場合は設定の変更が必要らしいので「10-auth.conf」を以下のように変更。
#disable_plaintext_auth = yes :変更前 disable_plaintext_auth = no :変更後
Dovecotは設定ファイルが細分化(include化)されているようです。テキスト認証がデフォルト設定ではNGとなったのかも知れません。
現象:
SMTP認証でエラーとなりメールが送信出来ない。
結果:
「maillog」を見ると、以下のメッセージが出ていたのでググると、パッケージが不足しているようです。
warning: xsasl_cyrus_server_get_mechanism_list: no applicable SASL mechanisms fatal: no SASL authentication mechanisms
検索すると以下のパッケージのみ存在していました。
# rpm -qa cyrus-sasl* cyrus-sasl-lib-2.1.23-13.el6.x86_64 cyrus-sasl-2.1.23-13.el6.x86_64
「cyrus-sasl-md5」「cyrus-sasl-plain」をインストールして完了。
# yum install cyrus-sasl-md5 cyrus-sasl-plain # rpm -qa cyrus-sasl* cyrus-sasl-lib-2.1.23-13.el6.x86_64 cyrus-sasl-md5-2.1.23-13.el6.x86_64 cyrus-sasl-plain-2.1.23-13.el6.x86_64 cyrus-sasl-2.1.23-13.el6.x86_64
もしかして「cyrus-sasl-plain」だけで良いのかも。
現象2:
外部(プロバイダの外)からメールが送信出来ない。
結果:
「OP25B」のため自宅サーバーまで接続出来なかったようなので、PostfixでsubmissionポートかつSMTP認証が必須となるように「master.cf」の設定を変更
smtp inet n - n - - smtpd :現行(SMTP間通信のため残す) submission inet n - n - - smtpd :ポート587(SMTP認証)を追加 -o smtpd_sasl_auth_enable=yes
不要かと思い「smtp」の行をコメントしたら他SMTP間との通信が出来なくなった 🙁 ので残す。(ポートフォワードで25に集約したほうがスマートかも)
という事で大体の設定は完了です。あとは細かい所を時間を見て設定しようかな。